2012年3月8日木曜日

凄いぞ!かっこいいぞ!EPS!!

※画像はCYCLING TIMEより引用

サイクルモードではすっかり見落としてしまったCampagnolo SuperRecord EPS。
Pinarelloブースは見ていたのに、まさかDOGMAに付いていたなんて・・・
カンパニョーロブースになかったんで、すっかり諦めモードで見てまわっていたんですよ・・・

そんなこんなで結構な後悔をしていたEPS。
実物に触れる機会に恵まれましたので、さっそくその印象を書き記して行こうと思います。

Canpagnoloが満を持してリリースした電動コンポーネント、SuperRecord EPS。
EPSはElestronic Power Shiftの略だそうです。
その名の通り機械式制御から電機制御に仕組みが一新され、通称電動コンポとも言われます。

電動コンポはグランツールでもトップライダーによって、その実力を証明されてきました。
そのメリットとして
1.電子制御によるチェーンラインなどの自立制御
2.ワイヤーなどの緩みにみられる機械式のヘタレなどが防止できる
3.電送ケーブルの自由度の高さを生かした内装化、それに伴う空気抵抗の低減

こんな背景から、ロードレーサーもエアロ効果の向上を狙ったモデルが増えていることも頷けます。

同様の電動コンポはSHIMANOから先行リリースされています。
重量などに大きな差はありませんが、SHIMANOよりも長い時間をかけて開発され、工業製品としての美観もしっかりと備えている。

もともとカーボンの美しい塊とも形容できたレコード。
リアディレーラーはスプリングがモーターに変わったようなものです。
なかんか一言で形容するのが難しいですが、金属の密度を手のひらにまったく感じません。想像以上に軽い。

なにより感心したのはエルゴレバー。

毎年思うのはこの手に触れる部分の形状は確実に向上してくること。
1割でもいいからSHIMANOには見習ってもらいたい。
そしてSHIMANOの電動レバーにはないシフトスイッチにクリック感を持たせたこと。

”押したかどうだかわかりにくいSHIMANO”
”機械式より軽く、操作のフィードバックがしっかりしたCanpagnolo”

変速性能も重要ですが、このようなトータルでの機能向上をしっかり行う。
コンポーネント(カンパではグループセット)と言われる販売方法を確立した先駆者であることを改めて思い知らされた。 トップランナーであるという自負を製品からも感じ取ることができる。これがブランディングだ!と言わんばかり。

このような製品開発は海外メーカーに一日の長があるように思う。
国産ですとマイナーアップデートのような開発が多く、全体のバランスが取れていないように思う。
職人の世界でいう分業の考え方が、日本の物作りの基本なのでしょうか。

iPadの企画、トータル設計は海外。でも中身はほとんど日本製部品。

こんなことが自転車の世界にも見られます。

物作りの仕事はそれこそ多くのものがあります。
しかしiPadを買う時にメモリーの品質やプログラムが綺麗に書かれているかといったことは、買い手には伝わらないですし、売る側も知識として持つべきですがお伝えする必要はないと思います。
結局、その商品がお客様のお手元に届いたとき、どんな素晴らしい経験ができるかお伝えすることが重要なのかもしれません。

そういった提案をグループセットを通して自転車界に発信し続けているCanpagnolo。
やっぱすごいぞ!かっこいいぞ!!w

今回はその変速性能を体感することができませんでしたので、機会がありましたらアップしたいと思います。

2012年3月5日月曜日

過去のアクセスランキングを振り返ってみる。

昨年の6月よりふと始めたこのBlog。

自転車ネタばかり書いてきましたが、やはり反応は気になるもので。
閲覧数も続けるモチベーションにつながりますから、大事なものです。

ですので、今までのアクセスから逆に自転車のトレンド分析をやってみましょう。


”日本の心意気!アクセスランキング(2011年6月~2012年3月集計)”

1位:RedBull HolyRide 2011

2位:ふじのくにCYCLE FES 2011 in 新東名に行ってきましたよ!

3位:たまにはロードのことでも・・・(Sram Red 2012)

4位:Yeti 303 R-DH オフシーズンメンテナンス

5位:RedBull HolyRide 2011 続報!


昨年、自分の中では一番のイベントだったRedBull!
報道なんかでも取り上げられましたし、検索でのヒットも多かったようです。


後はYetiファンのアクセスもあるようで。
同じファンとしてはうれしい限りです。
海外メーカーですし、トレックやスペシャのように日本法人もありませんから、情報は本国サイトに頼るしかないですしね。私もそんな苦労からできる限り情報はBlogに反映したいと考えています。
MTBは様々なパーツがありますし、それこそ組み方は無限大。
でも相性もありますから、他人のアッセンブリを参考にするなんてことはよくあることです。
ここら辺はお世話になる自転車屋さんの経験値も大きく影響しますが。
なんにせよ”使える情報”は発信していきたいですね。


Blog自体は最近の趣味志向もあって、MTB寄りだと思うんですが、たまに上げるロード関連記事のアクセスは鉄板の伸びです。瞬間的に上位に上がってきますし、検索ヒットも多いです。
世界的にはMTBの方が売れているといわれていますが、やはり日本ではロードがメインだということを思い知らされました。

かく言う私もロードから始めましたが、今やMTB中心、しかもダウンヒルです。

ロードは手軽に生活に組み込めるスポーツですし、場所もさほど選びません。
通勤や土日のお散歩や買い物の足に・・・
この手軽さは確かにすばらしい。

でもMTBもイイですよ!!
クロカンバイクは多少の段差やギャップも大丈夫ですし、なによりタフ!!
街乗り最強はクロカンだと思ってます。
車道オンリーならば断然ロードですが。

「MTBとロードの合いの子だから、クロスバイク最強じゃね!?」ってな志向にはじめは陥りがちですが、もう少し視野を広げていただきたい。中途半端なものは中途半端で終わってしまうことが多いですから。

仕様用途をしっかり考えて、ばっちり合った専用機材を選んでいただきたい。
半端なものでは見えない世界が広がりますし、別の世界も覗きたくなるもの。

今後も単なる日記にはならないよう、自転車の楽しみ方、使える情報を発信していこうと思います。

こんなBlogですが、今後ともよろしくお願いいたします!!

2012年2月28日火曜日

ロードコンポーネントを考えてみる

美しくて、速くて、カッコイイ!

それがロードレーサー!!

シンプルな外観は徹底した機能美の集大成。
フレームやホイールもさることながら、欠かせないのがコンポーネント。

コンポーネントは返して言えばフレーム・ハンドル・サドルなどの構造物を除いたものの総称。
シフター・ブレーキ・クランク・チェーン・ディレーラーをまとめてコンポと呼びます。(ホイールも含まれる場合がある。)

SHIMANO、Campagnolo、SRAMの3社がしのぎを削って進化を続けてきました。

それぞれに良さがあり、個性が異なってきます。
すべて使ったことのある人間として、概観をまとめたいと思います。


1.SHIMANO
言わずと知れた国産メーカー。
その製品はロード・MTB問わず広くレースでも用いられています。
ロードコンポの最高峰はDURA ACE
国産であるため調達が容易。そしてコストパフォーマンスに優れた製品なのも魅力です。
変速はサクサクと小気味よく、トラブルは少ない。
個人的にはラバー感のあるブレーキシューがアルミリムとの相性が抜群。
コントローラブルでストップパワーも申し分ありません。

しかし、競合3社の中で最も重量があり、ツールでの成績も昨今芳しくありません。


2.Campagnolo
ロードレーサーの母なる国、イタリアの雄。
コンポの進化はこのメーカーとともにあったと言ってもいいでしょう。
コンポの最高峰はSUPER RECORD
自転車乗りの間ではCampagnoloは高級品の代名詞とも。
ですが根強いファンが多いと思います。
ロードコンポ専業メーカーとして進化を続け、もはやカーボンも美術品とも思えます。
変速性能はヌルヌルとなめらかな動きをし、アップ・ダウンともに5段の変速を自由に行え、使いこなせばこれほど完成を見た製品はないと思います。

ブレーキは好みが分かれるところですが、効きはいまいち。
街乗りですと冷やっとすることが多かったかも。

重量はSRAMに次いでの軽さ。SHIMANOと比較すれば圧倒してます。
いち早く11速を実現したところも評価が高いです。
ツールでは優勝こそ逃しましたが、上位に食い込む実績を残しております。


3.SRAM
最後発メーカーでありながら、あっという間にツールの覇者となったアメリカ野郎。
MTBからスタートしたメーカーで、私はどちらも好んで使っております。
ロードコンポの最高峰はRED

最も軽量で、バキバキと力強い変速が特徴。
MTB譲りの力強さは確実な変速を約束してくれます。
1本のレバーでアップ・ダウンシフトを行うデュアルタップレバーが特徴的ですが、かなり直感的に操作でき、押し間違えも少ないです。

ブレーキアーチは剛性もあり、パワフル!
「走って・曲がって・止まる」乗り物の基本としてはしっかり抑えたいところです。

わずか数年でツールを制した実力は、今後どのような戦略に打って出るか楽しみでなりません。


またこれらのメーカーを組み合わせるってな方法もあります。
個人的にはSRAMのブレーキアーチとSHIMANOのブレーキシューなんて組み合わせが好きです。


各々に良さのあるコンポ。
その違いは実際に使い比べるのが一番だと思います。
初めから変なこだわりはもたず、安価なグレードで比べてみてから、ステップアップするのも面白い。

自転車は走るだけじゃもったいない!
工業製品の進化を肌で感じる、こんな遊び方も一興かと。

ダイナコで土木工事をしてきましたよ!



さてさて、今日も今日とてダイナコパーク。

3月のレースに向けて、ダウンヒルシーズンに向けて練習するぞ!っと意気込んで出掛けたわけですが・・・


前日の雨で見事にウェットコンディション。
色々考えて、自転車を下すことなく遊んできました。

オフロードにゃ付き物です。
こんな空振りも楽しみの一つ。


「走らないのになぜ楽しめるのか?」


オフロードのコースはそれぞれ個性があり、土質・水はけの具合などが異なってきます。
特にレースを行うような常設コースは、走り込みも重要ですが、天候によってどのようにコースが変化するかを観察することも必要なのです。

普段の練習でウェットコンディションですすんで乗ることは少ないですが、レースではどんなコンディションであっても走らなければなりません。

ですのでウェットでのセッティングや具合をしっかり知っておく必要があります。

私の場合は攻めたタイヤチョイスを行いませんが、対応できる幅のある道具を使うようにしています。



そしてライドパークに付き物なのは「コースの維持」です。


ただ土を盛っただけのパークでは、雨でパンプトラックもバンクもテーブルも細ったり崩れたりします。ウェットコンディションで無理をして走れば、コースを大きく痛めてしまいます。

愉しく遊ばせてもらってる場所ですから、いつまでもイイ状態をキープしたいものです。


今回は仲間と排水路を開拓したり、バンクを盛り増ししたり・・・


斜面にいたずら書きしたり・・・


さらにいたずら書きしたり・・・


そんなこんなで、一度も自転車にまたがることはありませんでしたw

こんなことも含めて「遊び!」です。

心地よい充実した疲労感は、イイものです。

2012年2月24日金曜日

たまにはロードのことでも・・・(Sram Red 2012)

今月のサイクル系趣味雑誌でも取り上げられ始めた、SRAM Red 2012
(公式サイトは米国のみ。日本代理店GIANTではまだ発表されてません。)

誕生より数年で現役最強のロードコンポーネントメーカーの称号を得た逸品です。
もともとはMTBコンポーネントからスタートしたメーカーですが、短期間でその勢力図を書き換えた実力は恐ろしいものです。

そんなSRAMロードコンポの最高峰Redですが、2012年モデルでは大幅モデルチェンジを発表。
InterBikeでは発表されていましたが、日本国でのCycleModeではブースすらなし・・・

ぶっちゃけSHIMANOとかど~でもイイ自分としては、非常に残念でございました。

競合のSHIMANO、Campagnoloが電動コンポーネントにシフトしていく中、なんとそれを追従することなく機械式でのモデルチェンジです。

近年、完成車重量がますます軽くなる中、UCI規定では重量制限を簡単に下回るようになりました。ですのでグランツールではGPSセンサーやBB出力センサー、ギアチェンジを電動サポートすることで全体重量を規定値に抑え、機能の向上を狙うものが増えてきました。

それにも関らず、さらなる軽量化を機械式で行ってきたSRAM。
他にも色々と噂されていますが、この軽量化の果てにどのような機能向上(付加機能)を狙ってくるのか楽しみですね。

特に今回のモデルチェンジで目立ったのはSRAMのMTBコンポ「XX」からのスピンオフ。
XXはMTBコンポーネントで初の10×2のスタンダードを作りだし、先進的な造りをもった製品です。
過酷なMTBの環境ではロードに比較し、求められる変速性能はよりタフなものになります。

ですのでこのスピンオフは当たり前の流れといえます。


SRAM XG 1090 Cassette

もともとREDカセットは今まで歯を一枚ごとに組み合わされた造りが主流だったものから、10枚の歯をインゴットから削りだし一体としたものでした。今回のモデルチェンジではXXにならい、さらに肉抜き軽量化。歯の間から後ろが透けて見える部分が肉抜きされた部位です。
この軽量化は全体重量の軽減もさることながら、回転体中心の軽量化は漕ぎの軽さにつながる素晴らしい進化です。
SRAM RED Quarq Powermeter - 2012

クランクギアもカーボンの使用率が上がり、アルミは外側の部分に。
随分と金属を探すのが難しくなってきました。
そして標準でGarmin対応のパワーセンサー付属モデルが。

後付け感満載だった頃に比べれば、収まりも非常にきれいですね。

SRAM RED Double Tap Controls - 2012
ダブルタップレバーも形状を大きく変え、Campagnoloを意識してか握り部はコンパクトにまとめてきました。コレは非常に好感が持てます。

正直SHIMANOほど大きい必要はないと常々思っております。あれは一体どんな人間を想定して作っているのかわかりません。体に触れる部分ですから、この形状ほどおろそかにできません。

握り手だけでもコンポーネントを変える理由には十分です。
体重を預けにくい形状であれば、バイクコントロール全体に影響しますからね。


最後発メーカーながらこれほどの革新を続けるSRAM。
今後もサイクリストをドキドキさせる存在であり続けてほしいですね。

2012年2月13日月曜日

今年のイベントスケジュールを考えてみる。

ロード、クロカン、オールマウンテン、ダウンヒル・・・
手持ちの自転車は大別して4種。

そろそろ自転車シーズンも近づいてきましたんで、ぼちぼち活動を始めます。

ロードは街乗りからサーキットレース。
クロカンは街乗りから山ライドまで。
オールマウンテンはスラロームから軽量ダウンヒル。
ダウンヒルは富士見で思いっきりダウンヒル!!

自転車シーズンは短いですから、計画的に乗らないと全部楽しめません。

あと、セルフディスカバリー王滝に今年は参加します!
春の王滝は42kmでエントリー、調子を上げられたら秋は100kmにチャレンジしたいですね。
ロングライド苦手ですが、King of MTB!王滝!に是非チャレンジしたい!!



~上半期イベントスケジュール~

【3月】
3月上旬 スラローム練習会inダイナコ
3月18日 ダイナコ スーパースラローム9!
3月下旬 週末ロード ヘタレ練習会:東京~福生 石川酒造 

【4月】
4月1日(日) MTB FESTIVAL Spring 2012 in 緑山スタジオ・シティ
4月中旬 週末ロード ヘタレ練習会:富士山サイクリング企画(道路凍結状況を見ながら)4月下旬 富士見パノラマ 夏シーズンスタート、ゲレンデダウンヒル!

【5月】
5月上旬 富士見パノラマ ゲレンデダウンヒル&クロカン練習会
5月中頃 MTBorロード練習(距離と強度を上げる) 
5月27日(日) セルフディスカバリーアドベンチャー・イン・王滝 42kmの部

【6月】~【7月】
天候を見ながら週末 富士見DH

【8月】
8月4~5日 第7回 富士MTBサマーキャンプin小山
8月中頃 富士見パノラマ ゲレンデダウンヒル
8月末頃 週末ロード ヘタレ練習会:東京~福生 石川酒造


現状、こんなところでしょうか。

ロードが練習ばかりで、レースが予定されていませんが、もてぎ耐久の日程が分かれば追加します。

後は昨年も盛り上がったレッドブル・・・
果たして今年は開催されるのか?参加できる場所でやってくれるのか?

そもそも僕が走れるコースレイアウトなのか!?

でも、出てみたい!勇気が足りれば!w

あとはどれだけトレーニングを積めるかでしょうか。

正直、レースも競技も絞ってしまえばそれだけに集中できますが、なんでもやれるのが趣味人の特権だと思います。肩肘張らずに色々と愉しく乗って行きたいですね。

2012年2月7日火曜日

DYNOCO Super Slalome 8 に参加してきましたよ!

さてさて、コツコツと練習してきたスラローム。

今回もしっかり大会に参加してきましたよ!!

当日はこの上ない晴天!

路面は霜も浮くことなくドライ。いいコンディションでした。

肝心のレースはと言うと、ロークラス1回戦敗退でございました・・・

相変わらず重心位置が後ろ気味で、まったく乗れてません・・・
重心が正位置になければ、前後加重のバランスがとれずグリップバランスが悪くなってしまいます。


自転車の中心に重心が来れば、グリップが改善してよりバンクさせてコーナーを走れるはず。今後の改善点が見えてきました。

レース後の小技練習の中で飛んだり跳ねたりしてみたのですが、おかげでなんとなく重心を抑えることができました。次回の練習会ではこの感覚をしっかりと自分のものにしたいですね。

仲間のレース結果はと言うと、全クラス入賞の快挙でございました。

相変わらず真剣に遊ぶ仲間が多いので、こっちも早く走りたい欲が出てきました。

今回はコンデジを使って撮影・編集にも挑戦!!

レース映像はあちこち上がってくるでしょうから、ちょっと違う目線の編集にしてみました。


人間なんでも新しいことに挑戦することはイイことです。
自転車に限らず、あらゆるものに挑戦し続けたいですね。